
フランス・パリを拠点とするインディー・スタジオCOVENは、受賞作『Masters of Light』に続く最新作『HAUNTED(ホーンテッド)』を発表しました。この作品は、呪われたヴィクトリア朝のドールハウスを舞台にした非対称協力型のホラーゲームで、プレイヤー間の緊密なコミュニケーションが生存の鍵を握るとされています。あわせて日本語版トレーラーが公開され、日本語ローカライズへの対応も発表されました。
『HAUNTED』のゲームプレイ概要
『HAUNTED』では、1人の「監督役(Supervisor)」がドールハウスの外側から屋敷を操作し、最大3人の「探索者(Explorer)」が、その等身大の悪夢であるWoodman Manor(ウッドマン・マナー)に囚われることになります。プレイヤーは密なコミュニケーションを取りながら複雑なパズルを解き、悪意ある存在から逃れ、ウッドマン家に秘められた悲劇を明らかにしていく必要があります。
各プレイは毎回異なる体験となるよう設計されており、部屋の配置が変化し、パズルは進化し、未知の恐怖が待ち受けます。幽霊屋敷の調査が進むにつれて狂気へと引きずり込まれ、現実と悪夢の境界が曖昧になっていく過程が描かれます。外側にいるはずの監督役でさえ、完全に安全とは限りません。
COVEN共同創業者兼ゲームディレクターのセリーヌ・トリカール氏は、「『HAUNTED』は、極限状況下のコミュニケーションが生む緊張感をホラーという舞台に持ち込みました。チームワーク、恐怖、そして“見守る者”と“閉じ込められた者”の不穏な関係性を描くゲームです」と述べています。
アートスタイルとインスピレーション
本作のアート面では、ヴィクトリアン・ホラーの要素とジャッロ映画の鮮烈でスタイライズされたコントラストが融合されています。インスピレーション元として、『Hereditary/継承』、『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』、そして緊迫した協力プレイが特徴の『Keep Talking and Nobody Explodes』が挙げられています。これにより、コミュニケーション、緊張感、そして高いリプレイ性を兼ね備えた新しいマルチプレイホラー体験が構築されます。
主な特徴
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非対称協力プレイ: 1人の監督役と最大3人の探索者で構成され、コミュニケーションが唯一の武器となります。
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高いリプレイ性: 手続き生成による部屋のレイアウトとランダム化されたパズルにより、プレイごとに異なる展開が楽しめます。
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超常の視力 “The Sight”: 隠された手がかりを暴く力ですが、それには代償が伴います。
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二重現実ゲームプレイ: ドールハウスと屋敷という二つの次元にまたがる謎解き。外側からの操作が内側の悪夢に直接影響を与えます。
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心理ホラー: 『ヘレディタリー/継承』や『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』に触発され、ジャッロ風の映像美が取り入れられています。
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悲劇的な伝承: ウッドマン家の秘密と、彼らの魂を屋敷に縛り付ける呪いの真相に迫ります。






リリース情報と開発ロードマップ
『HAUNTED』はPC向け早期アクセスを2026年10月に開始予定です。コンソール版およびVRのクロスプレイは早期アクセス後に対応が予定されています。
ゲーム概要
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タイトル:HAUNTED(ホーンテッド)
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開発/販売:COVEN(フランス)
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ジャンル:非対称協力型ホラー/パズル・サバイバル
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プレイ人数:2〜4人(オンライン協力)
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日本語対応:あり
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対応プラットフォーム:PC(早期アクセス)、コンソール&VR(対応予定)
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リリース:早期アクセス – ハロウィン 2026
関連リンク
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初公開トレーラー (日本語字幕付き):
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Steamウィッシュリスト:
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公式サイト:
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X (日本語): https://x.com/HauntedTheGame/
開発ロードマップ
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一般公開デモ:2026年 第2四半期
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早期アクセス(PC):ハロウィン 2026
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製品版(コンソール&VRクロスプレイ):後日発表
COVENについて
COVENはフランス・パリを拠点とする女性創業のスタジオです。物語性と先端的インタラクションを融合させ、革新的かつエモーショナルなゲーム体験の創出を目指しています。創業者のセリーヌ・トリカール氏とマリー・ブロンディオ氏は、フランス芸術文化勲章・シュヴァリエを受章しており、ゲーム開発におけるインクルージョンと多様性の推進を掲げています。デビュー作『Masters of Light』はBest European VR Game(2024)を受賞し、AIXR AwardsのBest XR Game of the Year最終候補にも選出されています。



